駐日欧州連合代表部

EU、外交・安全保障政策の迅速かつ統一的な行動でより安全に

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、EU外務理事会会合でEUグローバル戦略の第1回年次報告書を発表するにあたり、EUの外交・安全保障政策の共通の展望と行動計画の実施から1年が過ぎ、「われわれの共同行動にかなりの変化が見受けられ」、欧州をより強く、より安全にしている具体的な成果が確認できたとした。

上級代表は、「1年前に多くの者がEUの衰退は『避けられない』と予測していた」のであれば、今や「グローバル戦略は英国における(EU離脱の)国民投票後に欧州統合のプロセスの再出発のきっかけとなった」と述べた。共有された政治的意思と明確な戦略のおかげで、いくつかの分野においては「過去10年よりも過去10カ月の方が進展があった」とも述べた。

これは特に、軍事訓練や諮問ミッションのためのEU指令本部や欧州防衛基金の創設など、防衛分野において顕著である。一部のEU加盟国の間では、「常設協力構造」も近く現実となるかもしれない。

国際協力にとって困難な1年であった中で、グローバル戦略は、気候変動、持続可能な開発、安全保障、紛争防止、平和維持および国際的ガバナンスを含む、欧州市民にとって大切な問題について、EUがその指導力を発揮する効果的な枠組みをも提供し得た。気候変動に関するパリ協定へのEUの強力な支持、EU初の共通開発政策の採択および人の国際移動に関する包括的パートナーシップの成功裏な実施は、EU加盟国間および近隣国や国連をはじめとする国際的パートナーとのより緊密かつ効果的な協力の例として挙げられよう。これらの分野のほか、危機管理やテロ対策においても、EUはその取り組みを、防止の観点により焦点を当てるよう、変えてきている。「平和を求めるのであれば、平和の準備をしなければならない」と明確に認識することが、「欧州式のやり方」の一部である。

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