駐日欧州連合代表部

EUの歴史

21/02/2017 - 21:03
Generic

EUの根底にある欧州統合の考えは、第二次世界大戦後に生まれました。

欧州は、何百年もの間、幾度となく戦争の悲劇に見舞われてきた。近代に入ってからは、その多くの場合、対立の中心にはフランスとドイツがいた。その繰り返しに終止符を打とうと、1950年5月9日、当時のフランス外相のロベール・シューマンは、石炭と鉄鋼という、当時、あらゆる軍事力の基礎となっていた産業部門を共同管理する、超国家的な欧州の機構の創設を提唱した。この演説は後に「シューマン宣言 」として知られるようになり、現在の欧州統合の出発点となった。

1952年、シューマンの考えに賛同したフランス、西ドイツ(当時)、ベルギー、イタリア、ルクセンブルクおよびオランダが欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)を設立した。その後、平和と和解に留まらない、欧州統合の政治的・経済的意義も徐々に認識されていった。「共通市場」を擁する欧州経済共同体(EEC)の創設以後、いくつもの基本条約の改定と加盟国の増加を経て、単一市場を完成させ、共通の通貨ユーロを有する現在のEUに至る。

現在のEUは、2009年12月発効のリスボン条約により意思決定手続きがより効率的になり、外交政策もEU外務・安全保障政策上級代表(外務大臣に相当)の下で一本化され、欧州対外行動庁EEAS)も設立された。21世紀の国際舞台でEUはその人口と経済力に見合う役割を果たすため、積極的に活動している。

編集セクション: