Delegation of the European Union to Iraq

「マルチラテラリズムと平和のための外交の国際デー」に寄せるモゲリーニEU上級代表の声明

Brussels, 23/04/2019 - 12:06, UNIQUE ID: 190423_3
Statements by the HR/VP

EU News 76/2019

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、マルチラテラリズムと平和のための外交の国際デーに際し、以下の声明を発表した。

「4月24日の『マルチラテラリズムと平和のための外交の国際デー』を初めて祝うに当たり、EUは、国際協力と国連を中心に据えたルールに基づく国際秩序、平和と安全保障、および人権と万人のための持続可能な開発への長年のコミットメントを再確認する。

EUにとって、国際法、国際協力およびパートナーシップを尊重することに基づく多国間制度に関与することは、われわれの地域および世界の安全保障という意味において、価値と現実主義双方の問題である。多国間の枠組みで行われたれた決定は、より民主的で包摂的で、強力かつ持続可能であることが証明されている。このため、この協力的なアプローチは、今なおわれわれの集団的利益にかなう最も効率的な方法なのである。

われわれは、地球規模の機会や課題の時代の真っ只中にいる。技術・科学・連結性(コネクティビティ)の進歩が新たな地平線を拓くと同時に、食糧不安、気候変動、環境の劣化および局地的・地域的紛争は拡大し、世界のあまりにも多くの場所で基本的人権がますます踏みにじられている。単独で対応できる国などないため、このような地球規模の問題は、効果的な地球規模の解決法でのみ、対処できる。

われわれのパートナーと共に、EUは一貫して持続可能な開発のための2030アジェンダ、『(イランとの核合意である)包括的共同行動計画』および気候変動に関するパリ協定など、主要な国際協定の維持と実施のために行動してきた。われわれは、EU域内での野心的な政策とパートナー国への揺るぎない支援を通じて、パリ協定下の約束を果たしつつあり、9月に開催される国連の気候行動に関するサミットにおいてEUの国際的野心を確認し、その引き上げさえする用意がある。われわれは、平和維持、紛争解決、人道支援提供、およびシリア、イエメン、リビア、アフガニスタンでのよりよい移民・難民管理における連携を深めるため、国連機関やアフリカ連合、アラブ連盟などの地域機関との協力を強化している。

われわれは、国連の近代化や世界貿易機関(WTO)の機能の改善を全面的に支持するなど、市民の期待に沿えるよう、多国間制度をこれらの課題に対処できるようなものにすると同時に、より透明性の高いものにしようと努力している。

現在と将来の世代のためにより平和で安全で豊かな世界を作り上げることは、われわれの共同責任である。EUは今後もその加盟国と共に、パートナーシップを強化し、国際法と基本権を擁護・促進し、平和と民主主義を支持し、世界各地で困窮している人々に寄り添い助けていく。われわれは引き続き、信念を持った、信頼に足る、一貫性のある協力的な役割を世界で果たし、多国間主義の基準点であり続ける」

 

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