Delegation of the European Union to Honduras

2021年国際女性デーに寄せる欧州委員会の声明

Brussels, 05/03/2021 - 12:36, UNIQUE ID: 210305_6
Press releases

EU News 65/2021

<日本語仮訳>

3月8日の国際女性デーを前に、欧州委員会は以下の声明を発表した。

「この一年は、困難の多いものだった。新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響を受けなかった者はなく、特に世界各地で女性は、厳しい状況に置かれた。しばしば女性が従事する医師、看護師、教師、小売店員という職に就いている人たちは、自らはパンデミックの最前線に立っていることに気づいた。その間、家庭ではより多くの責任を担ってきた。

女性たちに、その勇気、思いやりおよびこの危機への対応への貢献や、社会、看護・介護制度および最も不可欠なサービスの継続に尽力していることに対し、謝意を述べたい。

女性は医療保健分野の最前線に立つ労働者の多数を占める一方、パンデミックの対策決定過程にはほとんど代表されていなかった。一例として、欧州連合(EU)加盟国17カ国を含む87カ国の新型コロナ専門タスクフォースの85.2%は、男性が長を務めていた。

パンデミック後の復興の中心にジェンダー平等を据える必要がある。EUの『復興・レジリエンスファシリティ』規則では、各加盟国の復興・レジリエンス計画の準備と実施全体を通して、ジェンダー平等と万民の機会均等を考慮することが定められている。また、女性は政治であっても企業の取締役会であっても、指導的立場にもっと代表されなければならない。われわれはこの実現に向けた取り組みを続けていく。

欧州委員会は、欧州内外の男女間の平等を推進するために努力を惜しまないできた。欧州委員会はこのたび、賃金平等の原則を実行するための新たな措置を提案し、EUのジェンダー平等戦略の主要素の一つを達成した。ジェンダー平等は、『欧州社会権の柱』および同柱を実現するために今週発表された野心的な行動計画の主原則の一つである。ジェンダー平等は、EUの対外行動の中心にも据えられている。EUの『ジェンダー行動計画(GAP III)』では男女間の平等を促進し、世界中の女性や女子が民主主義・司法・平和と安全を形作る取り組みに確実に参加できるよう、大胆かつ実行可能な取り組みを示している。

このパンデミックは、われわれの社会に存在する不平等を悪化させている。女性は、時には自分の家の中でも、大きな危険にさらされた。欧州委員会は年内に、EU域内でのジェンダーに基づく暴力に関する新しい対策を提案する。パートナー国においては、EUが国連と協力して進める『スポットライト・イニシアティブ』は、あらゆるジェンダーに基づく暴力の撲滅に関する優先行動を、緊急のニーズに適合させた。

進歩は苦労して手に入るが、失うのは簡単だ。欧州が今後も女性の権利における先駆者にとどまるには、努力を続けなければならない。逆戻りは選択肢ではあり得ず、われわれは引き続き前進していく」

 

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