Delegation of the European Union to El Salvador and to the Central American Integration System (SICA)

中国全国人民代表大会の香港国家安全法採択を受けた、ボレルEU上級代表の声明

Brussels, 01/07/2020 - 11:02, UNIQUE ID: 200701_9
Statements on behalf of the EU

EU News 176/2020

<日本語仮訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、EUを代表して、以下の声明を発表した。

「中国の全国人民代表大会常務委員会は6月30日に香港国家安全法を採択し、同日香港で公布した。EUは、香港特別行政区立法会や市民社会と意味ある事前協議のないまま採択された同法について、深刻な懸念を再度表明する。

EUは、『1国2制度』の原則の下での香港の安定と繁栄が継続することに対し、大きな利害関係を有する。われわれは、同原則の尊重に加え、香港が基本法と国際的公約に則り高度の自治を維持することを重視している。

新法の、香港基本法と中国の国際的公約との適合性には懸念がある。EUは、中国が過去に確約した通り、言論・報道・出版の自由や結社・集会・行進・抗議の自由を含む、香港住民の既存の権利が完全に尊重されることが極めて重要であると考える。香港の法制に謳われた市民的及び政治的権利に関する国際規約』の規定は、今後も全面的に適用されなければならない。

EUは、今般の法律が、香港の高度な自治を大きく損ね、司法の独立と法の支配に悪影響を及ぼす危険性があるとの懸念を抱いている。この2つの原則は今でも香港の今後の安定と繁栄に不可欠であり、それ故にEUと国際社会にとって極めて関心の深い事項だ。

EUは中国に対し、人権状況を含め、法律分野における香港の自治を損ねるようないかなる行為も取らないよう要請する。

EUは、このような法の影響について評価を進めており、自身の懸念について引き続き中国との対話の場で表明していく。今後も、予定通りまた香港基本法に謳われている民主的権利や自由の行使につながる環境下で行われるべき9月6日の立法会選挙の文脈を含め、事態の推移を注視していく」

 

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