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南シナ海に関するフィリピンと中国との間の仲裁判断を受けたEUの宣言

EU News 257/2016

2016/07/15

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、EUを代表して以下の宣言を発表した。

「EUとその加盟国は、国連海洋法条約(UNCLOS)の締約者として、国際法の原則、UNCLOSおよび紛争の平和的解決に基づき、海洋の法的秩序を維持することに取り組んでいる仲裁裁判所が示した仲裁判断を認める。

EUはそれぞれの主張の主権の側面については特定の立場を取らない。EUは紛争に関わる全ての主張者がそれを平和的手段で解決し、各々の主張の根拠を明確にし、それらの主張をUNCLOSの枠組みでの取り組みを含む国際法に沿った形で追求する必要性を表明する。

EUは、UNCLOS の下で提供される紛争処理メカニズムが、法の支配に基づく国際秩序の維持と発展に貢献し、紛争処理に欠かせないことを想起する。

EUはまた、特に航行と上空通過の自由などUNCLOSで確立された自由、権利および義務を堅持する根本的な重要性も強調したい。

EUは、2002年の「南シナ海 における関係国の行動宣言」の実施のための、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国の間の効果的な行動規範を目指す交渉の早急な合意を支持する。

2016年3月11日に自身が発表した声明を呼び起こし、EUは関係者に対し、残りの問題や関連事項については交渉など平和的な方法で対処し、緊張を高めるような行為を慎むよう求める。ASEAN地域フォーラム(ARF)の一員として、また1976年の東南アジア友好協力条約を締約者としてEUはまた、「地域における平和、調和および安定を一層促進するため協力を推進する」ことを望んでいる。それゆえ、EUは関係者間の信頼醸成の一助となる取り組みを支援する用意がある」

原文はこちらをご覧下さい(英語)。
http://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2016/07/15-south-china-sea-arbitration/